PR実機レビューオーディオ・公開 2026/10/3

MOMENTUM True Wireless 4の「aptX Lossless対応」は、あなたのスマホで使えるか

この記事にはアフィリエイト広告が含まれます。自分で購入して使った製品のレビューです。

結論

ノイズキャンセリングと音質を最優先する人には、迷わずすすめられるイヤホンです。ノイキャンは周りの音をほぼ完全に消してくれますし、音質はこの価格帯で最高クラスだと思います。

ただ、着け心地は少しキツめで、本体にもゴツさがあります。1日中着けっぱなしにする用途なら、軽いイヤホンのほうが楽です。

目玉機能「aptX Lossless」の小さい条件

MOMENTUM True Wireless 4の売りの一つが「aptX Lossless」対応です。CDと同等の44.1kHz/16bitの音を、ワイヤレスでそのまま届けられる規格です。

ただ、この機能はどのスマホでも使えるわけではありません。ゼンハイザーの公式FAQには、使うための条件がこう書かれています。

条件 内容
Snapdragon Sound認証 スマホやオーディオ機器が、クアルコムのSnapdragon Soundの認証を受けていること
aptX Adaptive Lossless対応 スマホ側がaptX Adaptive Losslessに対応していること
アプリの設定 ゼンハイザーの専用アプリで「ロスレス」モードを有効にすること

iPhoneはこの条件を満たしません。Androidでも、Snapdragon Soundに対応していない機種では使えません。Androidならどれでも大丈夫、というわけではないのがポイントです。

自分のスマホが対応しているかは、クアルコムの対応製品一覧で確認できます。目玉機能を目当てに買うなら、先に確認しておくべき1項目です。

私のスマホでも使えていなかった

正直に書くと、私自身もこの機能を使えていませんでした。

私のスマホはPOCO X7 Proです。Androidですが、中身のチップはクアルコムのSnapdragonではなく、MediaTekのDimensity 8400-Ultraです。aptX LosslessはSnapdragon Soundの認証が条件なので、この機種は対象外です。同じPOCOでも、Snapdragonを積んだ機種なら使える場合があります。メーカー名やOSだけでは判断できないということです。

実際にMOMENTUM 4をつないだ状態で、スマホの「Bluetoothオーディオコーデック」の画面を確認しました。

POCO X7 ProでMOMENTUM 4に接続中のコーデック画面。チェックは通常のaptXに付いていて、aptX Losslessは選択肢に表示されない

チェックが付いているのは、通常の「aptX」です。一覧には「aptX Adaptive」も並んでいますが、スマホが自動で選んだのは通常のaptXでした。試しに手動で「aptX Adaptive」を選んでみても、切り替わりませんでした。一覧に名前が出ていても、使えるとは限らないということです。

そして「aptX Lossless」は、選択肢にすら出てきません。目玉機能は、最初から使える状態ではなかったということです。

つまり私は、目玉機能が使えない状態で、発売日から約5万円のイヤホンを使ってきたことになります。それでも音質に不満を感じたことはありません。ロスレスでなくても、この価格帯で最高クラスの音だと思います。逆に言えば、aptX Losslessが使えないスマホの人でも、音質目当てで買って後悔はしにくいイヤホンです。

自分のスマホで今どの方式でつながっているかは、Androidなら「開発者向けオプション」の「Bluetoothオーディオコーデック」で確認できます。

広告の作り手側から見ると、これは「対応」という言葉の典型的な使い方です。イヤホンが対応していても、スマホ側が対応していなければ、その機能は使えません。対応しているのは本当なので嘘ではない。でも、買った人全員がその音を聴けるわけでもない。盛り度を「やや盛り」にしたのはこのためです。

「最大7.5時間」の条件

バッテリーの公称値はこうです。

条件 連続再生時間(公称)
ノイキャンOFF・本体のみ 最大7.5時間
ノイキャンON・本体のみ 最大7時間
ケースでの充電込み 最大30時間

大きく出やすい「7.5時間」は、ノイキャンを切ったときの数字です。私がノイキャンを使って連続で使った体感では、6時間くらいで電池が切れます。公称より少し短めですが、仕事の半日は十分に持ちます。

実際に使ってみた

2024年3月の発売日に、ほぼ定価で買いました。

ノイキャンは凄いです。 周りの音をほぼ完全に遮断します。集中したい作業のときは、このイヤホンを選びます。

音質は、この価格帯で最高クラスだと思います。 音楽をじっくり聴くなら、手持ちのイヤホンの中でこれが一番です。

ケースの質感が好きです。 表面が布のようなファブリック素材で、手に取ったときに高級感があります。机に置いておいても見た目がいいです。

MOMENTUM True Wireless 4のファブリック素材のケース

不満な点

着け心地は少しキツめです。 本体にゴツさがあり、耳への収まりはタイトです。長時間着けていると、軽いイヤホンより存在感があります。重さは片耳約6.2gで、たとえばソニーのLinkBuds S(片耳約4.8g)と比べると、手に取っただけでも違いがわかります。

充電端子がケースの正面にあります。 USB-Cのケーブルを挿すと、ケーブルが前に飛び出す形になります。机の上で充電していると、見た目があまりよくありません。

ケースの正面にUSB-Cケーブルを挿した状態。ケーブルが手前に飛び出す

このケースは置くだけのワイヤレス充電(Qi)にも対応していて、自宅ではワイヤレス充電器に置いているので気になりません。困るのは外出先や会社です。ワイヤレス充電器がない場所ではケーブルを挿すしかなく、そのたびに正面からケーブルが飛び出します。せっかくのファブリックのケースなのに、ここだけ惜しいと感じます。

自宅ではワイヤレス充電器に置いて充電している

どんな人に向いているか

向いている人

向いていない人

主なスペック

項目 内容
製品名 MOMENTUM True Wireless 4
発売 2024年3月1日
発売時の店頭予想価格 4万9,940円
重さ 片耳 約6.2g(ケース込み 約72.4g)
対応コーデック SBC、AAC、aptX、aptX Adaptive、aptX Lossless、LC3
防水 IP54(イヤホンのみ)
急速充電 8分の充電で約1時間再生
ワイヤレス充電 対応(Qi)

※仕様はゼンハイザー公式サイトと発表時の情報をもとにしています。購入前に最新の情報を公式サイトでご確認ください。

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